ラマン

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その名はマリー・テレーズ

「ピカソが若い愛人を描いた絵画、33億円で落札 英競売」という見出しに驚いたら、サザビーズのオークションで、この「La Lecture/読書」(1932年)が2520万ポンド(約33億3400万円)で落札されたという記事。ピカソ作品の中では有名な、マリー・テレーズ・ワルテル(Marie-Therese Walter)が読書しながら居眠りをしている姿を描いたもので、「愛人」という呼び名は違和感あるものの、1927年、17歳のマリー・テレーズとピカソはパリのギャラリー・ラファイエット前で運命的に出会ったという逸話は、なんかリアリティがある。

ピカソはもっと「読書する女」をたくさん描いていたかと思ったけど、見つかったのはこれだけ。特に女性の名前はなし。「居眠りする女」はもっとたくさん居たでしょう。

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パリに行けば必ず訪れるピカソ美術館。でも、今は改装中なのでね。昔はピカソよりもダリが好き~!なんて言ってたのに。パリ話はまだまだネタ切れしてないので、めっちゃひっぱりまっせ~!

パリから武蔵野へ。雪の土曜日は、吉祥寺で演劇『浮標(ぶい)』を見てきました。三好十郎の戯曲。長塚圭史の新しいプロジェクト、葛河思潮社の第一回公演。で、詳細はこんな感じ。TANGOの時もそうでしたが、演出家が普通に舞台にいる(今回は演者としても)。まずは最初に「実は4時間なので、リラックスして見てくださいね」なんて言われちゃう。でも、決して飽きることなく、緊張感のままその世界に引き込まれました。舞台上には白い砂場。そのまわりを取り囲む黒い服の出演者たち。あ、もう公演はこの日曜で終了です。とりあえず、冒頭、スチャがかかってびっくり。

浮標


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