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セーヌに面して建つアールデコの美しい建物、老舗百貨店サマリテーヌ。写真はポンヌフからの眺め。

これは別館。なんてアールデコ。

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創業は1839年、パリのほぼどまんなか1区にあるこのデパートは、品揃えはそれほどおしゃれじゃなく、庶民的でもなくきわめて普通、でも建物は見事! 「最上階にあるレストランフロアからの眺めがいいよ」と聞き、何度か行きました@あちらに居たとき。眺めもそうですが、アールデコのガラス装飾が美しかった。ともかく老舗なので、あるのが当たり前だったのに、電気系統の老朽化など安全面での問題が見つかり2005年、突然の閉店! そしてこの度、ホテルやオフィス、ブティックなどが入る複合ビルに改装するにあたっての建築家が、妹島和世氏と西沢立衛氏共同の設計事務所「SANAA」に決まったと、所有者である「LVMH」が発表したそうです。そう、このサマリテーヌの角を入ったところにはLVMH関連の建物がたくさんありますね。KENZOのブティックもすぐそばです。7〜8年くらい前でしょうか、KENZOブティックの2階だかに、「向かいの○○番のPCに座っているカワイコチャンにメール♡」みたいなことができるインターネット・カフェが出来たと聞いたことがあったのですが、あれはどうなったのでしょう。

「SANAA」といえば、つい先日、建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカー建築賞(Pritzker Architectural Prize)の受賞が決まったと報じられたばかり。1987年丹下健三、1993年槙文彦、1995年安藤忠男と、日本人としては4組目、女性としては、2004年のザハ・ハーディッドに続く2人目とのこと。「SANAA」の作品で身近なものといえば、 ディオール表参道(2003年)、また金沢21世紀美術館 (2004年)あたり?

そしてこれは、ニューヨークのニューミュージアム現代美術館(New Museum of Contemporary Art)。

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早速この受賞の記事が掲載されています。

New Museum of Contemporary Art

または、米オハイオ(Ohio)州にあるトレド美術館(Toledo Museum of Art)のガラスパビリオン。

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勢いはとどまらず、ルーヴル美術館分館となる 『ルーヴル・ランス』(ルーブル2)を手掛けることも決まったといいます。場所はランス。あのシャンパンのランスはRから始まるので違いますよ。結構ジミーな町、仏北部パ・ド・カレー県にあります。120組応募のコンペの中から選ばれたそうです。設計案はコンクリートと金属の幾何学的な組み合わせを基盤に、自然光を最大限に活用するためガラスの平屋根を採用しているとのこと。

ともかく、サマリテーヌのあの美しいアールデコの建物が、どれだけ破壊され、どれだけ生かされるかに興味があります。

コム・デ・ギャルソンをはじめ、とってもおしゃれな服をいつもお召しの妹島さん。川久保玲に継ぐ日本女性代表として、世界の度肝をぬいてください!

おまけで、サマリテーヌから見たモンマルトル。なんて美しいんでしょうね、パリ。

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