gosse de peintre
オデオンとか、rue de Lappeあたりのカフェに貼られていても違和感ないポスターです、パリのね。例えばリヨンの街の老舗レストランにもありそうな感じです。マチスのような、コクトーのような、はたまたバスキアみたいな……アニメ風でもある……gosse de peintre?、“ガカのガキ”で、カルティエ? そしてビート・タケシ・キタノ!
知らなかったのですが、北野武氏は、こんな絵を描くんですね。それは、映画『アキレスと亀』を見たカルティエ現代美術財団のゼネラル・ディレクター、エルヴェ・シャンデス氏にも驚きをもたらしました。いつの日か、カルティエ現代美術財団で北野武展を、と思い描いていたそうですが、タイミングが来たのです。会期は来年3月から3ヶ月。ここでは、今までも多くの日本人アーティストが作品を発表しています。三宅一生、荒木経惟、横尾忠則、森山大道、村上隆、川内倫子、束芋……。また、今年の6月には、25年に及ぶ継続的、かつ独創的なメセナ活動が評価され、フランス文化省よりGrand Patron of the Ministry of Culture 賞が授与されています。
北野武展が、絵画展になることは誰も想像していなかったでしょうが、他の絵もぜひ見てみたいと思わせる吸引力があるのはさすがです。
北野武/ビートたけし『Gosse de Peintre -絵描き小僧』展
開催場所 カルティエ現代美術財団(261, boulevard Raspail 75014 Paris
Tel +33 (0)1 42 18 56 50)
期間 2010月3月11日~6月21日
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