serendipity とは…

セレンディピティ(serendipity)とは、たまたま出会った事象に、最初の目的とは別の発見をする能力を指す言葉です。期待しているものとまったく違うなにかを見つけてしまうなんて、楽しいじゃないですか。このブログに来てくださる方が、そういう経験をしてくだされば、ちょっとうれしいと思い命名しました。もちろん、ここで紹介するものが直接、ご覧いただく方にディープに作用することも、大きく期待していることではありますが。

「偶然に、あるいはその聡明さにより、予期しない幸運、発見に出会う能力、才能を現す」。実は、セレンディピティとは、ゴシック小説「オトラント城奇譚」の作者ホレス・ウォルポール(1717-97年)が1754年に作った造語です。『セレンディップの3人の王子たち—ペルシアのおとぎ話』(偕成社文庫)という小説があるのですが、主人公の3人の王子たちが、はからずも旅先で本来探しているものとは別のものを見つけたために成功したお話です。彼は、友人にあてた手紙でこの小説のことをこう語ったといいます。「この発見はまさに“セレンディピティ”です」……。

英語の辞書によるとこう解説されます。
Serendipity: the natural ability to make interesting or valuable discoveries by accident- Longman Dictionary of contemporary English

そして下が作家のホレス氏のポートレイトです。

NPG 6520, Horatio ('Horace') Walpole, 4th Earl of Orford

画像の転載、問題あるようでしたらご連絡ください。

また、セレンディピティが作用したと思われる事例、wikiによると……

  • アレクサンダー・フレミングによるリゾチームおよびペニシリンの発見(フレミングが培養実験のときに誤って、雑菌であるアオカビを混入(コンタミネーション)させたことが、後に世界中の人々を感染症から救うことになる抗生物質発見のきっかけになった。
  • ウィルヘルム・レントゲンによるX線の発見(1895年)
  • ハンス・クリスチャン・エルステッドによる、電流と磁気の関係の発見(1820年)
  • アルノ・ペンジアスとロバート・ウィルソンによる宇宙背景放射の発見(1964年 – 1965年)
  • ルイス・アルヴァレズ、ウォルター・アルヴァレズ、フランク・アサロ、ヘレン・マイケルによる、恐竜滅亡の小惑星衝突原因仮説(1980年)
  • アントニー・ヒューイッシュ、ジョスリン・ベルによるパルサーの発見(1967年)
  • アルフレッド・ノーベルによるダイナマイトの発明
  • チャールズ・グッドイヤーによるゴムへの加硫の発見
  • ポリエチレンの発見
  • ポストイットメモの発明
  • マジックテープの発明
  • 安全ガラスの発明
  • アルバート・ホフマンによるLSDの幻覚作用の発見
  • 田中耕一による高分子質量分析法(MALDI法)の発見
  • スモーリー、クロトー、カールによるフラーレン(C60)の発見
  • 飯島澄男によるカーボンナノチューブの発見
  • 江崎玲於奈らによるトンネルダイオード、トンネル効果の発見
  • 白川英樹らによる導電性高分子の発見
  • テフロンの発見
  • キチンの開発、皮を剥がされた兎にキチンをかぶせた所、因幡の白兎の様に再生した。
  • ラジウムの発見
  • ポロニウムを抽出した閃ウラン鉱の残渣の方が電離作用が強いため、更に調べたところ見つかった。
  • 電子レンジの発明

上記はほとんど科学的発見ですが、哲学的、文学的レベルでは、もっともっとたくさんのセレンディピティ効果があったはずです。

ということで、このページをご覧になるみなさんに、新しい発見がありますように!


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