the spirit of beauty(VC&A part3)
ヴァン クリーフ&アーペルのエキジビションに展示されているこちらは、『ダンテル(レース)クリップ』(1945年)。ひと目見たときには、これがジュエリーだとは思えません。クラシカルな造形がなんとも美しい。こんなリボンがあったら、どうやっておしゃれしよう……と考えるのも楽しいですね。
お次は、不思議な形のこちら。『ジップ ネックレス』(1951年)といって、ヴァン クリーフ&アーペルの有名なモチーフのひとつです。ジッパーをネックレスにするというアイディアを考えたのはウィンザー公爵夫人といいます。ゴールドの紐で出来たタッセルを閉じれば、ブレスレットに。ルビー、エメラルド、サファイアの彩りがまた可愛らしい。
そしてこの華麗なルビーとダイヤモンドのチョウチョ。ヴァン クリーフ&アーペルが誇る“ミステリー・セッティング”の技が光ります。宝石をつなぎ止めているはずの金具も台座も見えません。このネックレスには、計35,06カラットのダイヤモンドが施されているそうです。
また、ヴァン クリーフ&アーペルの特別な顧客たちのジュエリーがそれぞれのブースにて飾られているのも見どころです。グレース・ケリーがオーダーしたティアラをはじめ、ジャクリーン・ケネディ、マリア・カラス、ソラヤ王妃、マレーネ・ディートリッヒなどが実際に身に付けたジュエリーが、ホログラフィー効果で自分で身に付けているように見える仕掛けもあって楽しい。なんといっても、目の前で解説をしてくれるのが、カトリーヌ・ドヌーヴ様なんです!
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